6月の沖縄で大方の予想を覆し島んちゅ泰(真樹オキナワ)をKOで降しWBC戦線に躍り出た山本ノボル。さらに7月には準決勝で幸二郎(OGUNI)を逆転KOで破り9月26日のタイトルマッチに漕ぎ着けた。
■前回の試合(7月18日後楽園 幸二郎戦)を振り返っていかがですか?
山本:うーん・・・もうひと月も経っているので特に印象はないですね。
■いやいや印象ありまくりですが(笑)飛び膝でダウンした後、狙い済ましたヒジでカットという劇的な大逆転でしたが。
山本:ダウンの時も特に焦りはしなかったですね。そのあと相手に隙が出ていましたし、これはいけるなぁ、と。
■では今回対戦する藤原あらし選手についてはいかがですか?
山本:スタミナもあるし評価も高いし、タイトルもたくさん取っているし。私なんかがこのようなすばらしい選手と戦えるのは長年やってきて最高のことですね。
■WBCルールのベルトをMAに!というナショナリズム的なお気持ちは?
山本:申し訳ないですけどあまりないですね(苦笑)。集中して戦うだけですね。
■今回の戦いの先に目指すものはありますか?
山本:特に名前は出てこないですけど・・・いつも通り一戦一戦大切に戦うだけですね。そして今後も第一線でバリバリやって行きたいですね。
■さすが頼もしいですね!ではご来場くださるファンの皆様に一言お願いします!
山本:月並みな言葉になってしまうんですが間違いなく勝ちますので期待していてください!
39歳、格闘家としてはけして若くないがまだまだ第一線でバリバリ行きたいという山本ノボル。
語り口調も淡々とし、まさにファイトスタイル同様冷静沈着。しかし最後の一言「間違いなく勝ちますので」は驚くほど力強く一語一語しっかりと語った。
キャリア20年の大ベテランにまたも神風が吹くか。大いに期待したい。