3月18日 BREAK-24 ~SAGITTRIUS~山本佑機引退記念興行 インタビュー

スペシャルメインイベント6(第10試合) WMAF世界ウェルター級時期挑戦者決定戦
一貴 (マスターズピット)

■昨年は「THAI FIGHT 世界トーナメント67kg 日本代表」として海外の強豪選手と対戦。MAキックへ満を持しての凱旋となります。 心境はいかがですか?

一貴: 試合に向けては特別な意識はないですね。何ら変わりありません。「THAI FIGHT」は日本代表として出て、結果負けてしまったんですけど、自分にとってすごく良いものさしでしたし、間違いなくプラスになりました。

■対戦相手がビックベン選手にきまったことについては?

一貴: それはもうホントに楽しみです! 強い選手と戦えるのがありがたいし、勉強にもなります。自分を試す 恰好の相手ですね。

■今回は日泰国際戦と言うだけでなく、WMAF世界タイトルの防衛戦です。

一貴: チャンピオンとして、このベルトを海外に流出させるのは絶対に阻止します。守り抜きますよ。

■試合にはたくさんの後援会・ファンの方々が観に来てくれますね!

一貴: 僕は、アマチュアの頃から会社の方々に協力して頂いていて、今まで ほぼ毎日練習できているんですね。僕自身センスがある方ではないし、完全な努力型です。その僕が日本代表になって海外で経験してきた事、成長した姿をぜひ観てもらいたいです。
久々に日本での試合ですけど、僕らしさをだして勝って、皆さんには笑って帰ってもらえるように頑張ります。



~スペシャルメインイベント 5 ~
加藤 竜二 (橋本道場)

■士道館主催興行でMA日本フライ級のベルトを失ってしまいましたね。周りから色々言われたんじゃないですか?

加藤: みんなにバカにされましたよ、もう…。まぁ確かに色々言われましたけど、そのおかげで俄然やる気が出たというか、良い方向に向かっていますよ。今回良い試合を組んでもらってますし。

■初めての日泰戦でしかもWBCムエタイの冠が付きましたね。相手の情報は入っていますか?

加藤: 試合映像とか一通りの情報は手に入ってるんで、チェックはしてます。チャンピオンって言ってもボクシングの選手ですよね。 自分もボクシングでインターハイに出て(世界王者の)井岡選手とやってるんで …ボクシングで勝負しても面白いかなと。
    
■ボクシングでも結果を残している者同士の対戦ですか…、色々な楽しみ方がありますね。練習もそれなりに対策してやってきましたか?

加藤: そうですね。普段の練習に併せてパンチを磨いています。(連打などの)スキルが確実に上がっていると思います。 相手のパンチはもう怖くないですね。

■今回の興行で先輩の山本佑機選手が引退します。試合前に伝えたい事はありますか?

加藤:お互い勝って、おいしいお酒を飲みましょう (笑)

■(笑)それでは最後にファンの皆さんにメッセージを。

加藤: えーと、いろいろ言ってますが、準備はバッチリです。必ず勝ちます。って言ってて…負けちゃうかもしれないから(笑)たくさん応援して下さい!


スペシャルメインイベント4(第8試合)  
山本 佑機 (橋本道場 / 元WMAF世界スーパーライト級王者)

■昨年のKrush63kg級王座決定トーナメントに参戦しました。結果は敗北という残念な形でしたけれど、ご自身はどのような感想を持ちました?

佑機: まず競技として、キックとは全く違うものだと思いましたね。当時のルールでは少しでも組みついたらいけなかったし、攻撃のタイミング・距離など全てが違いました。慣れていないという事もあったでしょうけど…準備が足りなかったかな。何とか結果を残して、MAにお客様を連れてきたかったですけどね。

■結果はどうあれ、参戦したことで佑機選手にもメリットがあったんじゃないですか?

佑機: まぁ。知名度が少しは上がったと思いましたけど、勝ってればもっと名前は売れていたでしょう。でも…キックボクシングの方がやりやすかったですね、僕には。

■少し佑機選手のキックの歴史をたどろうと思うんですが、獲得したタイトルはMA日本ライト級・WBCムエタイ日本スーパーライト級・そしてWMAF世界スーパーライト級の3つでした。 ご本人はベルトに対してのこだわりはあった方なんですか?

佑機: いえいえ、全然です。 そもそもキックを始めたときなんて、自分の趣味としてやってたんですから。それが道場の縁もあって、チャンピオンになる事ができた。ただ、そこからは大変でしたね。ベルトを巻くのを目標にしてたら、取った後のモチベーションがなかなか上がらなかったり。今思えば、なかなか自分を追い込めてない時があったりしました。 

■戦績からたどると、スーパーライト級は適正体重だったかもしれませんね。(現RISE王者の)吉本光志選手とも対戦し、勝利を収めています。

佑機: 色々な階級で試合しましたけど、スーパーライトはすごい動きやすかったです。WBCムエタイの初代王座決定戦の時なんて「自分の為にあるベルトだな」って本気で思っていたんで。

■所属の橋本道場には後輩の選手がたくさん育ってきていますね。後輩の一人、加藤竜二選手からは「佑機先輩と一緒に勝っておいしいお酒が飲みたい」という発言もありました。

佑機: 先輩として、後輩の成長はスゴい嬉しいですね。一昔前はまだまだで、「このままじゃ羽ばたいていけないな~」って思ってましたけど(笑) 今は安心して任せられます。加藤君とは家族ぐるみで良い付き合いなんですけど、ゆっくりお酒を飲むとかはした事がなかったんで、ぜひ実現させたいですね~!

■今回「最後の試合」の相手となる大石選手についてはいかがですか?

佑機: 強い選手とやりたいなと思ってて、もともとやる予定のカードだったし、大石選手に決まって良かったです。自分の事褒めてくれてるみたいですけど、「そんな大したことないのに…」って恐縮しちゃいます(笑) あとはもうやるだけだなって思ってますよ。結果は後から付いてくるものだと思って、持っているものすべて出し切ります。純粋に楽しみたいです。

■それでは ファンの方へラストメッセージを。

佑機:僕は 「K-1 WORLD MAX 2003」での魔裟斗選手の活躍を見て「キックやろう」と思って始めました。 それから丸10年。キックボクシングでしか経験できない事がたくさんありました。そのひとつ、WINGS での活動では先生をやることで自分の幅が広がったと思っています。ただ、選手としては去年の3月から時間が止まってしまっているので、今回の試合を決めました。
皆さんには是非楽しんで観てもらいたいですね!最後の試合だからこそ、自分自身すごく楽しめると思っています。



~スペシャルメインイベント 4 ~
大石 駿介 (OISHI GYM)

■大石選手は今回がMAキック初参戦となります。MAキックファンには大石選手がどういった選手なのか分からない方がいるかもしれないので、少し教えて下さい。昨年は、J-NETWORKの王座戦に始まって、RISE、ムエタイとさまざまなルールに挑戦しています。ご自身で、ルールの違いからやりずらさが生じたりしませんか?またこだわりはありませんか?

大石: 試合のルールについてこだわりは全くありません。例えばキックルールやK-1ルールがありますけど、声をかけて頂ければどんなルールでも対応できるようにしています。

■ローキックが得意な選手との試合では、ローキックの蹴り合いで一歩も引かない内容を残しています。蹴り技は得意ですか?

大石: そうですね。僕は空手がベースなので、ローキック・ハイキックは得意技です。

■昨年末には"ムエタイ界のスーパースター" センチャイ選手と対戦しました。急なオファーだったそうですね。

大石: そうなんです。最初にお話を頂いた時はビックリして、「自分なんかで良いのかな」と思いましたけど、チャンスだったので是非と。実際試合して技術はもちろん、何より圧力・オーラが凄かったです。本当は階級が下のはずなのに、対峙した時「デカイな」と思いました。違いを見せつけられましたね。

■さて、試合の話になりますが、今回の試合で引退を発表した山本佑機選手たっての希望で、「最後の相手」として指名されました。今の気持ちを教えて下さい。

大石: 山本選手はMAキックの王者として一時代を築いた偉大な選手だと思います。そんな選手の引退試合に自分を選んで頂いて大変光栄です。山本選手の気持ちに応えて、失礼のないように、出せる技をすべて使って倒しに行きます。

■このカードは昨年の「Krush」で決まっていたカードですし、関係者からは注目されています。

大石: 僕自身、山本選手との試合はかみ合うと思うんです。最高に熱い試合をお見せできるよう、また僕としては勝てるように、当日までしっかり仕上げたいと思います。

MA日本キックボクシング連盟 広報部
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